ハワイアンキルトにはかかった時間分の思いがこもる
ベッドカバーを作り始めてから完成まで7年もかかりましたが、その分、その期間の思い出がよみがえります。
私がキャシーさんプロデュースのベッドカバー用の幅広布を見つけたのは下の子が中学に入学する直前でした。それまでパッチワークを楽しんでいましたが、もっと大きな作品をつくりたいと思っていたときでした。とても安かったので、迷わず購入しました。
暇な時間がふえると思って大作に挑戦したものの、仕事を始めたので、製作は仕事がない日とか夜とか、時間は限られましたが、パッチワークと違って最初から形がわかっている分製作途中の作品でも見ているだけで気分が上がりますし、アイロンをかけたり縫う位置を考えたりする必要がないので、何も考えずにちくちくする時間を持てたことは大きな心の支えとなりました。
さすがに子供2人が高校生のときには仕事はできる限り引き受け、お弁当の支度があったり、夕食の時間がばらばらにいつまでも続く感じで、隙間時間に何かやろうなんて気はおこらず、ちょっと時間があれば寝ていました。腱鞘炎になったり、指を骨折したりして押し入れにしまい込んで、もう完成することはないと思っていましたが、子供が大学生になって再開し、製作スピードがアップしました。
私の子育ての歴史のように思えるキルトです。
ここで歌うとしたら、ゆずの栄光の架橋です。
~何度も何度もあきらめかけた夢の途中
いくつもの日々を超えて たどり着いた今がある~
息子のためにも自分のためにも歌いたい曲です。